キリスト者共同体東京集会所
復活祭2004 〜彼は生きている〜
4月4日(日)13:00−15:00 棕櫚の日曜日の講演
私はゴルゴタの丘の上に立った
〜画家アレクセイ・ヤヴレンスキーの生涯とキリスト体験〜 小林直生
今から7年前の1997年の夏、「人の顔がゴルゴタになる時」と題して、アレクセイ・ヤヴレンスキー(1864〜1941)の生涯と作品についての講演会を札幌と東京で行いました。カンディンスキーやクレーは日本でも人気がありますが、ルドルフ・シュタイナーと非常に深い霊的かかわりを持つ、ヤヴレンスキーはまだまだ充分に評価されておりません。今回は、7年前に行った講演内容を更に深め、この偉大なる画家が、己れの全存在をそそぎ込んだ晩年の連作「メディテーション」の宗教的内実に肉迫したいと考えております。スライド上映付き。
★今回の講演の為に特別にドイツから取り寄せたポストカードも販売致します。
4月9日(十字架の金曜日)19:00 夕べの説教
“共に苦しむことを通して知りつつある純粋な愚か者” − 新しき時代の救済への道 輿石 麗
キリストが十字架にかかられた金曜日(4/18)の夕刻は、毎年、特別に聖なる雰囲気に包まれます。今年はこの夜の七時から夕べの説教が行われます。前後の短い礼拝を入れて一時間程度です。
4月10日(聖土曜日)11:45〜13:00 聖土曜日の考察
地球の光・キリスト−“冥界下り”の謎 輿石祥三
十字架の死から復活まで三日間、キリストは「冥界(地獄)に下った」と古来伝えられていますが、この出来事はいったいどのようにして、何のために起きたのでしょうか? 聖土曜日の死の沈黙は、現代に生きる私たちに何を語りかけているのでしょうか? 中世ヨーロッパの「キリスト復活劇」や地球についてのシュタイナーの言及などを参考に、聖土曜日の謎について考えてみたいと思います。
4月11日(日)11:45〜13:15 復活祭の講演
復活祭の色−赤と緑の神秘 小林直生
人間聖化式は、色彩によっても、キリストへ通じる道のある事を教えてくれます。一年の間多様な色彩が祭壇から私達の魂の中へ流れ込んで来ます。聖化式の言葉や動き同様、この色の世界の中にも深い意味が秘められているのです。いわばこの「キリスト的色彩論」の序論として、復活祭のカズラを鑑賞しながら、赤と緑の宗教的意味を考えたいと想います。
聖受難週のその他の行事
4月10日(木)礼拝後 10:45〜12:15
福音書講読会“最後の晩餐を読む”
七つの惑星で云うと、木星(ジュピター)の日、すなわち木曜日に、この「最後の晩餐」は、まさに「原儀式」としてとり行われました。以来、木曜日は日曜日につぐ聖なる日と成り、「小さな日曜日」とも呼ばれています。この偉大なる「食事会」で一体何が、どのようにして行われたのでしょうか? マタイ、マルコ、そしてルカによる福音書の描写を比較し、ヨハネ福音書に於ける独自な描写をも参考にして、この日、この晩餐の時生じたキリストの大いなる愛について共同で考えたく想います。 小林直生
4月9日(金)13:30〜16:00頃 聖書の植物をさがして−小石川植物園探訪
聖受難週の中心、イエス・キリストの十字架上の死を記念する聖金曜日には、毎年、私達の魂と自然にひそかな、しかし不思議な変化が生じます。地上の世界に流れ込む大いなる天界の愛の力に想いを寄せつつ、自然に目を向けたいと思います。花咲き誇る小石川植物園に行き、日本にもある聖書に登場する植物を捜します。そして十字架上の死の時刻である午後三時に聖書の言葉に皆で耳を傾けます。
集合:4月9日(金)13:30 小石川植物園正門付近集合
(植物園正門前の米屋で切符を買って各自入園してください)
入園料:大人330円 子供110円 参加費:500円(子供無料)現地にて集めます。
交通:都営地下鉄三田線白山駅下車徒歩約10分 地下鉄丸の内線茗荷谷駅下車徒歩約15分
都バス(上60)大塚駅〜上野公園駅 白山二丁目下車徒歩約2分 (駐車場なし)
期間中の儀式/礼拝(集会所礼拝室にて。14才以上ならどなたでも参列できます)
4/4(日)〜11日(日)は毎日、キリスト者共同体の中心の礼拝である「人間聖化式」が行われます。
開始時間は4/8日(木曜日)が9:45で、それ以外の日はすべて10:30です。聖なる一週間を聖化式とともに生きることは、真の復活祭を体験するための良き準備となるでしょう。
期間中の聖化式には毎回短い説教がつきます。各日の説教テーマは、棕櫚の日曜日「都の中に」、月曜日「神殿の中に」、火曜日「戦いの中に」、水曜日「献身の中に」、木曜日「犠牲の中に」、金曜日「苦しみの中に」、土曜日「死の中に」、復活の日曜日「復活の中に」です。かつて受難・死・復活への道を開き、今の私たちを導こうとしている生けるキリストに思いを深められれば幸いです。
4/5(月)〜7日(水)と4/9(金)の聖化式の後では、集会室で出会いのひとときを過ごせます。どうぞお気軽にご参加ください。
子供のためのお祭り(4才〜小4の子供対象、小5以上も希望の時は可)
4月4日(棕櫚の日曜日)9:30〜
棕櫚の日曜日の種植え祭り
4月4日(棕櫚の日曜日) 9:30 「種植え祭り」
イエス・キリストがロバに乗ってエルサレムへ入城して来ると、人々は棕櫚の枝をふって、それを喜び迎えました。でも、それは人々のまだ知らなかった十字架上の死へと、イエス・キリストが向かっていく行為だったのです。それによってはじめて、一週間後の復活が可能となるように。私達はこのキリストの犠牲の愛に満ちる棕櫚の日曜日に、子供たちが未来の生命がこもる種を土の中に植えるお祭りをします。毎日お水をやり、お日様で暖めて、復活の日曜日には少しでも芽が出ているように。
4月11日(復活の日曜日)9:30〜
復活祭の卵祭り
4月11日(復活の日曜日) 9:30 「卵祭り」
復活の日曜日には(たとえ芽が出ないことがあっても!)一週間育てた麦の種の鉢を子供たちが持って来て、そこに復活の卵を置きます。復活祭は自然の生命力を超える永遠の生命力のお祭りなので、この卵はとってもおめでたい色をしているはずです!
2月号エマオスで、お祭りの開始時間が9:00となっていましたが、正しくは9:30です。申し訳ありませんでした。どうかお間違えのありませんように。
申込締切:4月3日 定員:40名 完全予約制
☆ これら二つのお祭りは対になっていて、予約制です。どうしても都合がつかない場合以外はどちらにもお申し込みください。子供の人数や年令、保護者の連絡先を明記して、FAXやお便りで東京集会所まで。あるいは集会所で直接申込リスト御記入ください。
☆ 当日は受付があります。日曜学校の生徒以外の御家庭からは、無理のない範囲での参加費(500〜1000円程度)を申し受けます。
☆ 4月4日には各自植木鉢やそれに類する物を持ってきてください。ただし、土が底からこぼれるような容れ物(鉢)の場合は、穴をふさぐ物もお願いします。
☆ このお祭りから参加の年令が、4才から小学校4年生まで、となりました。もちろん5年生以上でもぜひ参加したい子は心から歓迎です。また、5年生以上でむしろお手伝いしたい子は、申し出てください! しっかりやってくれる時には、お願いしたいと思います。
☆ この復活祭の卵は食べられます。もしもずっと置いておくなら、いつの日か乾燥します。途中では、このシンボルはまだ自然法則の中にあるから、くさっているよ!
☆ 鉢の麦はいつか大地に還してあげたら、そこの土が喜びます。でもヨソのうちの庭はきっとやめた方がいいね!
4日と11日の日曜日9:00からは「子供のための日曜礼拝式」(小1〜中2まで参加可)も行われます。初めてご参加の場合は、事前に司祭までご連絡ください。 |
キリスト者共同体 復活祭2004 − “彼は生きている” 4月4日〜4月11日
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4/4(日) 棕櫚の日曜日 |
4/5 聖月曜日 |
4/6 聖火曜日 |
4/7 聖水曜日 |
4/8 緑の木曜日 |
4/9 十字架の金曜日 |
4/10 聖土曜日 |
4/11 復活の日曜日 |
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午前
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9:00: 子供のための日曜礼拝式 |
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9:00 子供のための日曜礼拝式 |
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9:30 棕櫚の日曜日の種植え祭 |
9:45 人間聖化式 [犠牲の中に] |
9:30 復活祭の卵祭り |
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10:30 人間聖化式 [都の中に] |
10:30 人間聖化式[神殿の中に] |
10:30 人間聖化式[戦いの中に] |
10:30 人間聖化式[献身の中に] |
10:30 人間聖化式 [苦しみの中に] |
10:30 人間聖化式 [死の中に] |
10:30 人間聖化式 [復活の中に] |
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10:45〜12:15 福音書考察 「最後の晩餐を読む」
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お茶の時間
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お茶の時間
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11:45〜13:00 聖土曜日の考察 「地球の光・キリスト−“冥界下り”の謎」輿石祥三
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11:45〜13:15 復活祭講演「復活祭の色−赤と緑の神秘」 小林直生 |
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午後
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13:00〜15:00 棕櫚の日曜日の講演「私はゴルゴタの丘の上に立った−画家アレクセイ・ヤヴレンスキーの生涯とキリスト体験(スライドつき)」 小林直生 |
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昼食後 復活祭のための準備 (集会所清掃、飾り付け、祭壇替え、アイロン掛け、お祭り準備など。お手伝いのできる方はふるってご参加お願いします。) |
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13:00 小石川植物園訪問 “聖書の植物を訪ねて” 15:00十字架上の死の時刻の聖書朗読
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夜 |
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19:00 夕べの説教 “共に苦しむことを通して知りつつある純粋な愚か者” 輿石麗 |
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